旅立ち
私には月1で宅飲みをするまなちゃんと言う友達がいる。
彼女は大阪の子で私より年が10も下だ。
出会いは、共通の友達がいてその子の紹介で一緒に飲むようになった。
まなちゃんは若いのに礼儀も考え方もしっかりしている。10も年が離れていること忘れるくらいだった。
毎月まなちゃんの家に行っては2人でしょーもない事でケラケラ笑ったり、人生観について語ったり、職場の愚痴を言ったりして楽しく過ごした。
大阪から北海道のど田舎に来て、築50年のよく言えばレトロな家で1年間本当に頑張ったと思う。
北海道人の私でさえ耐えきれない冬の寒さを本当によく耐えたと思う。
朝早くに起きて牧場に行き、仕事をするなんて私には真似できない、素晴らしい根性だと思う!!
辛い時でも一生懸命笑顔で明るく振る舞うまなちゃんに私もたくさん励まされた。
知らない土地で、知らない人たちに囲まれて、頼れる人もいない中、若い女の子が本当に頑張ったと思う。自分の甘さが恥ずかしくなる。
まなちゃんが私のことをどう思っているかわからないが、私は彼女に出会えて本当に良かったと思っている。
こんな年上女の愚痴を聞いてくれて、アホな話にケラケラ笑ってくれて、本当に嬉しかった。
しかも、私が急に電話をして『高速に乗ったら3時間くらいで着くから!』と言って、新千歳空港まで迎えに来てー(涙)ってお願いした時も飛んで来てくれた…とても優しい子だ。
今改めて考えても本当に無茶苦茶な御願いをしたなと思う…。
そんな月1仲間のまなちゃんは明日大阪へ帰ってしまう。毎月お世話になった彼女の家にもお礼を言い、
まなちゃんとも、また会う約束をして元気よくお互い『またね!!』と手を振った。
これから、寂しくなるけど彼女の新しい生活がうまくいくことを祈りながら、また次会える日を楽しみにしようと思う。
本当にありがとう。
『またねっ!』