30代女の頭の中

30代女と毒舌母(北海道のハブ)ととぼけた大型犬とメタボな猫2匹との日常を綴るブログです

相手の立場になれる動物看護師に…

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引越し荷物を出すのは9月の下旬。

でも、今からちょっとずつ始めないと、絶対に後で大変なことになる。

だから、少しずつ荷物を整理していると、去年沖縄を離れる時に、職場の人たちが寄せ書きをくれたのが出て来た。

たった一年なのに、とても懐かしく感じた。

 

正直、獣医療の現場に一年以上いないのは不安でしかない。

でも、職場に復帰したら心に決めていることがある。

それは、動物や飼い主さん、一緒に働いてるスタッフたち、一人一人の立場になって物事を考えられる動物看護師。

当たり前のことだけど、意外とできていなかったんじゃないかと思う。

今日、沖縄の友達から、彼女が飼っていた猫ちゃんが腎不全で亡くなったと連絡があった。

様子がおかしいと感じて病院に連れて行き、入院してたった数日で亡くなった。

彼女は色々納得ができないことがあると話していた。

何よりも、看取ってあげれなかったことが辛いと言っていた。家族の誰も看取ってあげれず、病院で逝ってしまったことが心残りだと…。

 

この仕事をしていると、仕事をしている側は当たり前のように思えることも、飼い主さんにとっては当たり前のことでなければ、わからないことだらけの世界だ。

時々、ものすごく神経質で細かい飼い主さんもいる。でも、それって当たり前のことなんだと思う。

大事な家族だから。わからないから不安になるわけだし。

中には遠慮して聞きたいことがあっても、何も言わない飼い主さんもいる。忙しそうだな…とか、聞いていいのかな?とか、面倒臭い飼い主だと思われるんじゃないかとか。

でも、そんな飼い主さんにこそ、こちら側から声をかけるべきなんだ。

聞かれなかったから、答えなかった。ではなくて、相手の立場になって考えてあげることが大事だし、そうやってコミュニケーションをとることで、信頼関係も生まれる。

それは、一緒に仕事をしてる仲間に対しても同じことだ。

 

以前働いてる時は、出勤してタイムカードを切るたびに、目配り・気配り・心配り、と心の中でつぶやいていたが、これからはそこに、謙虚でいることも追加しようと思う。

 

一緒に働く仲間と、飼い主さんと動物たちがどんな時でも、最後は良かったと笑顔でいれるように。